職人さんに聞きました-4 of 株式会社キムラ工房

キムラ工房

八ヶ岳での家造りは 木に詳しい工務店:株式会社キムラ工房(一級建築士事務所)

山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3204-45 TEL.0551-36-4563
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職人さんに聞きました-4

畳職人:藤森さん 〈藤森タタミ店,北杜市大泉町〉     『夢通信』2007年6月号

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藤森さん

気さくな人柄の「藤森さん」。

キムラ工房の現場をお願いしている職人さんは、ここ数年、甲府方面に住まいのある人の割合が高くなっています。
その中で藤森さんは、小淵沢と同じ北巨摩(現・北杜市)の地元っ子。

住宅メーカーの仕事に満足しない職人さんが遠くからも集まってくれていると自負していますが、地元の職人さんも財産です。

無用のトラブルを避け仕事を円滑に進めるためには、地元の事情や情報に通じている人が現場に関わってくれていることがとても大切なのです。



さて、当社標準仕様の畳は?というと、藤森さんお勧めの藁の畳ではなく、中にスタイロフォームの入った建材畳です。価格・扱いやすさ、カビ・ダニの問題などから建材畳を選択していますが、藤森さんのお話で昔ながらの藁の畳がちょっとなつかしくなりました。





※S:スタッフ

今回は、畳職人の藤森さんです。建築現場ではなく、
きむら木工房(現・キムラ工房)での取材になりました。

S:
藤森さん、こんにちは。今日は畳のことを教えてください。
俺はうまい話はできないよ。
S:
大丈夫です。畳の種類にはどんなものがあるんですか。
畳床(たたみどこ/畳の芯の部分)で考えると大きく分けて2つだね。1つは昔からある藁(ワラ)の畳、もう1つは建材畳といって断熱材などが入っている新しい畳だね。
S:
どんな特徴があるのでしょう。
藁の畳っていうのは日本の気候にあっているんだよ。日本は梅雨があるでしょ。梅雨時は藁が湿気を吸うんだよね。逆に冬は湿気を出すの。
S:
調湿作用があるということですね。
そうそう。そこが畳の良さなんだよね。畳表(たたみおもて/表面の部分)のい草にも同じ機能があるね。
ただ、今の住宅は高気密になってきているから、湿気を吸いすぎてカビやダニが出ることがあるんだよね。だから最近は建材畳が増えてるね。だいたい7割ぐらいが建材畳かな。
S:
なるほど。
でもやっぱり藁の畳はいいもんだよ。稲の藁っていうのは日本でしかできないしね。
S:
藁やい草はどんなものが使われているんですか。
畳床は東北方面の固い藁を使っているよ。い草は熊本のものが多いね。最近の畳表は中国のものが多いけど、うちは日本製にこだわってるんだよ。中国製は色や耐久性に問題があることがあるからね。
若い頃は勉強するために何回も九州に行ったんだよ。い草もいい悪いがあるから見分けられなければいけないからね。
S:
畳のメンテナンスはどうしたらいいでしょう。
5~6年に一度、表替え(畳表を交換すること)をした方がいいね。
今は家具の移動や掃除もサービスでやるから、お客さんも喜んでくれるよ。
S:
仕事をしていて難しいのはどのへんですか。
藤:
神社仏閣は大変だね。紋縁(もんべり)っていって、縁の模様を合わせなければいけないんだよ。そういう畳は1日に2~3枚しか作れないからね。あとは丸い柱に畳をつけるようなときも大変だね。
S:
工程の中で気を使うのはどのへんですか。
藤:
寸法取りが一番肝心だね。それがダメだと持っていった畳がちゃんと入らないから。
S:
お酒はほとんど飲まないそうですが。
藤:
そうだね。趣味はたまにするゴルフかな。あとは、今度1歳になる孫の顔を見るのが一番の楽しみだね。
S:
お忙しいところどうもありがとうございました。

「満足いく仕事はなかなかできないよ。一生勉強だね。」
と言う藤森さん。畳屋さんが少しずつ減っているそうですが、
これからもがんばってください。

職人さん突撃取材リスト

1回目
インテリアの藤原さん
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藤原さん

2回目
友信電設さん
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3回目
基礎工事 岩池さん
基礎工事の
岩池さん

4回目
畳職人の藤森さん
畳職人の
藤森さん

5回目
板金工事の松田さん
板金工事の
松田さん

6回目
丸紅建材井上さん 
丸紅建材
井上さん

7回目
共ショウ 志村さん
共ショウ
志村さん

8回目
山田大工さん
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9回目
塗装工事の有井くん
塗装工事の
有井くん

10回目
建具職人の佐野さん
建具職人の
佐野さん

11回目
大竹大工さん
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12回目
林友 寺西さん
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